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    創造する者

    • 2016.04.29 Friday
    • 00:06
    ここの所ずーっと高橋大輔が働きっぱなしなので、録画したり見たり忙しい。
    もうちょっとペースダウンしてくれても良いのに。
    働き者なんだなぁ。
    リオのキャスターに至っては多分追いかけられる気がしない(笑)
    私としては高橋大輔の演技は見たいけれど、キャスターやリポーターは付録的なお楽しみと言うか。
    かわいらしい、と30才の男性に言うのもなんだけども、無垢さと言うか、奥ゆかしいと言うか、低反発クッションの様な人当たりで。
    ほんとお顔立ちに似合わず(失礼)、たおやかな中身をお持ちだなと。

    初キャスター拝見しました。
    あれは短い。高橋大輔が熊川哲也を取材するのに10分足らずのコーナー枠では収まりませんて。
    希望を言えば2時間枠ですけど、ニュースのコーナーとしてでも週末のエンタメ枠で30分は下さい。

    でも今回は相手が熊川さんなので、気心も知れているだろうし、初対面の方よりはやりやすかったのではないかな。
    最初の熊川さんの「ニュースな感じになって…」には、何となく色々な気持ちが込められてるように思えた。

    実のところずっと高橋大輔について思っていた事がある。
    熊川氏やランビエール氏のようなタイプを見るにつけ、ついつい思ってしまう事だ。
    熊川氏にしてもランビエール氏にしても、何と言うか自己の持つ力と理想に対して抗わないし、またそれを実現するだけの情熱とタフネスがある。
    彼ら二人にもし予備知識なく初めて会ったとしても、彼らが芸術を愛し、また芸術に貢献することを微塵も厭わないと言う事は必ず伝わると思う。
    己の確固たる理想を持つものの説得力がある。

    翻って高橋大輔を見ると、恵まれた才能ならば、並べて比較できるものではないにしても、言うまでもなく持ちすぎるほどある。
    タフネスにしても現役時代ももちろん、今年の働きぶりだけでも充分あるだろう。
    音楽や芸術を愛する心も、美的センスも揃えられる道具は何から何まであるのに、受ける印象は前者二人とはかなり質が違う。
    熊川氏やランビエール氏の場合、創造者になりうる。
    高橋大輔の場合、それが未知数な感じがする。
    何とは無しに創造者と言うには柔らか過ぎる、優し過ぎるように思える。
    そして完璧主義だからだろうか、高橋大輔の中で何かのイメージがあったとしても、それが見えてきづらい感じも受ける。

    熊川氏やランビエール氏のもたらす美しさは躍動し、獲得する者の本質的に力強い美だ。
    自分から出かけていって必要な物を取って来る。仮に持ち帰るべきものが無くとも、マイナスにはならない。
    高橋大輔がもたらす美しさは少し違う。
    何らかの喪失があるのだ。
    正確な例えかどうかは分からないが、彼が滑り踊る時、殉教者のように見える時がある。
    最も彼が冷静な面を持っていることも今ではわかっているが、それでも時々何かに身を捧げてしまうような危うさのようなものが垣間見え、それがまた美しいのだけども。
    美しいのだけど、それが完璧に彼の演技なら私が単に翻弄されていると言うことで良いんだろう、多分。

    私は彼のそういった美しさが好きだし、それはやはり彼の魂の性質に依るところも大きいだろう。
    その性質が彼の創造の場を作るのに、障害にならなければ良いなぁなどと老婆心ですわね、ちょっとだけ思う。

    熊川さんの言葉を今一度彼に。
    「見に来て下さってありがとうございます、はもう卒業した方が良いよ。
    俺を見に来たんだろう、ってやって良いキャリアだから。」

    ほんとですよ、ほんとに。

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    • 2019.03.04 Monday
    • 00:06
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      コメント
      創造する仕事は、苦しい。その時の情熱のまま、自分のエネルギーを放出するだけでは終われない。作品に対する批評に傷つくこともあれば、そもそもビジネスとして成り立たない窮地に立たされることもある。キャストを選ぶ苦しみ、時には切り捨てる冷徹さも必要。ランビエールも、熊川さんも観客からは見えないところで、孤独や、苦しみを抱えているのでは…と、華やかな舞台を楽しませていただきながら、いつも考えてしまう。それでも、一つの仕事をなしえた後の、達成感、作品を育てる喜びから離れられないから、その苦しみを受け入れられるのでしょうか…大輔氏も、自分が滑るだけでなく、熊川さんのように他人の人生を預かる立場での創造の場に自分が立てるかどうか、まだ覚悟はできていないのだと思います。
      ただ、自分がどこまでできるのかは、リスクを背負いながら、少しずつ仕事の場で確かめていくしかないのでは? だから、リスクから逃げずに、これから10年は、これと決めずいろいろ与えられたチャンスを懸命にこなす中で自分の限界を見極めようとしているように見えます。彼のスケートは大好きですが、彼の歩んでいくこれからの道には、過大に期待することなく、彼らしく曲がりくねった道を焦らず歩んでいってほしい。ただただ健康と怪我の無いことを祈りながら…
       いつも素敵な一編ありがとうございます。
      • やまねこ
      • 2016/04/30 10:17 AM
      こんにちは。
      いつも興味深くエントリー拝見しています。
      熊川さんやステファンは、輝ける北極星に向かう人。
      大輔さんは、砂漠に隠れた泉を求める人。
      私にはそう見えます。
      10年前には、思いもしませんでした。
      でも、10年前から、それを感じていたように思います。
      • さら
      • 2016/04/30 10:33 AM
      やまねこさん、はじめまして!
      コメントありがとうございます。

      そうですね、どのような分野であれ物を作り出す事に必ず苦しみは伴うと思います。
      以前熊川さんが高橋さんとの対談でお話されていたように、外野の雑音を気にしない強さが無いと壊れてしまうと思います。
      あの時の対談を拝見して、高橋さんと言う人は誤解を受けてしまうかもしれませんが、欲張りな人なんだなあと思ったんです。
      強欲という意味ではなくて。
      ソチの代表が決まった直後で、怪我の状態も思わしくない中で、メダルか良い演技かどちらが欲しいの?と言う質問に迷い無く両方と答えていた姿が、あの柔らかい人柄の奥にとてつもない理想があるんだなと感じました。
      ありえない理想を彼が追い求め続けてくれたお陰で、他に類を見ない美しさを見せてもらえたのだなぁと。

      熊川さんやランビエール氏の様な道行きは、高橋さんの様な性質の方には向かないのだろうなと思います。
      彼は彼なりのやり方でまた思いもよらない道を見せてくれるのを楽しみに、また幸運を祈っています。
      • 真響
      • 2016/04/30 2:15 PM
      さらさん、はじめまして!
      コメントありがとうございます。

      満天の星空の中、一際輝く北極星を映す砂漠のオアシスはこの上なく美しいでしょうね。
      仮に闇夜に無数のスペースデブリや砂漠に潜むサソリが存在していても。

      >10年前には、思いもしませんでした。
      でも、10年前から、それを感じていたように思います。
      こういう事ってすごく素敵だと思います。





      • 真響
      • 2016/04/30 2:26 PM
      以前1度書き込みさせて頂いた者です。
      この数年で4度ほど、ショーに高橋さんを 見に行きました。
      目の前で滑っている彼を見ていると、
      美しさ素晴らしさにに感動‥‥とはまた別のところで、何かわからないけど いたたまれない?何だか泣きそうな気持ちが湧いて
      毎回少し戸惑ってました。が、
      真響さんの文章で、「殉教者」の一言で
      すとんと、腑に落ちました!
      彼は紛れもなくアーティストではあるけれど、
      一から創造する人、闘う人としてはあまりに柔らかで、
      あそこまで音に全てをを委ねるようなスケーターは他にいなくて。そういう所を感じて、心揺さぶられるのかなーって。
      先日読んだインタビュー記事で、自分は一から創造する振付師には向いてない、と仰ってたので、二重に納得しました。(振付師になったらいいのでは?と思ってたのでがっかりしたけど)
      いつも鋭くて素敵な文章、ありがとうございます。
      • rune
      • 2016/05/17 9:25 PM
      runeさん、お久しぶりです。
      お返事遅くなってすみません(>_<)

      runeさんのお気持ち、及ばずながら分かるような気がします。
      私はまだ高橋さんの生の滑りは見られてないので、偉そうには申せませんが、繰り返し映像を見ていると、何ともじんわりと深いところから涙が出てくる時があります。

      私が天才だなあと思う人ってその何かを行っている時の方が、普段よりも圧倒的に自由度が増すんですよね。
      高橋さんもそうなんですが、スケート靴が制限にならず、それで持って「高橋大輔」と言う存在が完成するような。
      テクニックだけでなく、精神性の意味でもスケートをしている時の自由度がもう別次元というか。

      そういう人や物ってとっても美しいのですが、何故か切ないんですよね。

      • 真響
      • 2016/05/29 11:11 PM
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