母子間コミュニケーション

  • 2017.07.24 Monday
  • 22:46
世のお母さん達は息子とどのような会話をするのだろうか。

私は自身が娘であったので、母娘間で交わされる会話については、各ご家庭で特徴はあれど大体の想像がつく。
しかして私は姉妹育ちであり、男の兄弟が居ないので、母と息子と言うものの距離感ないしは親密度がどの程度であればOKエリア内なのかが良く分からない。

つい先ほどの出来事である。
発端はこの間の休みに、深夜帯の映画を観るともなく観ていたのだけど。
北野武監督のあのHANA-BIであった。
なっつかしーなぁ、なんて思いながら歯磨きしたまま見ていたのだけど。
途中から、あっれ、この時のたけしさんてこんなにむちゃくちゃかっこよかったっけ、うわーすんごい色気あるわー、とか口を歯磨き粉まみれにしながら思っていた。
そりゃーHANA-BIが公開された頃なんて10代の少女であったので、大人の男の色気などと言うものには目が行かず、淡々と織りなすバイオレンス、それが連綿と続くシュールさの方に気を取られていたのでね。
改めてやっぱたけしさんてモテたんだろうな、なんて思ったよね、なんて話を息子にしていて。

でもあのHANA-BIのたけしさんのかっこよさは決して健全なものでは無い。
偏り過ぎた世界に身を置いた男の、正常値と言う枠の存在しない、いわば恒常的な狂気が磨いたかっこ良さだ。
で、も。
そう言うものが好き、と私の扁桃体が言うもので。
それは対極にある普遍的な幸福というものの素晴らしさを否定するものではなくて、破滅や刹那のもたらすどうしようもないカタルシスに足を取られてしまう性質としか言いようがない。
お天道様の下を堂々と歩ける幸福が一番良いに決まってる。それはもう水が上から下へ流れるかの如く、絶対的な真実だ。

それでも(しつこい)、行く道が全て無くなって、有るのは荒涼とした景色だけ。生きてる今を保証するものが何もないような物に惹かれてしまう。
…てな事をざっくり話した後、
「死んでもいいと思うような、強烈な幸せが欲しいんだよね。」
と口が喋っていた。

あれ、そんな事思ってたんだ、と喋ってから気がついた。
正確には『まだ』そんな風に思えてたんだ、かもしれない。
すり減るような毎日で、とっくにそんな強い願望は消えていたと思っていた。
思うより人と言うのは強いものである。

とまあ、こんな話を息子にして、あ、わりかし私まだ行けるんじゃないの的な感覚を覚えたのは良いけれど、こんな話って普通のお母さん達は息子にしないのかなあ、と。
娘と言うのは母親をなるべく助く存在でありたいと願うものだけれど、息子と言うのはどうなんだろうか。
そのへんは娘も息子も同じなんだろうか。

正直異性の子供に向かうと言うのは何年経っても、いや年を経れば経る程難しいものだ。
女性に対する感覚のベースが私になるのかと思うと、ちょっとヤバイなとしか今のところ感想が出ないが。
まあ、仕方ない。
私も私でしか在れないのだから。
こんな親嫌じゃと思ったら、いつでも捨ててくれて構わんよ、息子。

君の未来は君の為に。

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  • 2017.11.13 Monday
  • 22:46
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    コメント
    お久しぶりです^^前にコメントしたのが昔すぎるし高橋くん関連でもないし、
    ちょっと恐縮なんですが…!
    うちは私が長女で、弟が一人の末っ子長男です。
    母と弟はどちらかというと母の意見というより、
    肯定しすぎないくらいでいつも母が弟の話を聞いてる感じですかね…
    私にはそれなりに(それでも全部ではないだろうけど)自分の意見を言ってくれますが、
    弟には話さない印象です。母も姉妹の中で育って、 男の子のどこまで探っていいのか
    苦労している時期がありました笑
    だから真響さんみたいに、サラッと本音をつい話しているスタンスが
    すごく羨ましいなあ〜と思いました。

    私がもし母からそう聞いたら色んなことに派生して考えられそうだし
    きっと息子さんもその時は「ん?」と思ってもなんとなく心の隅にあるんじゃないかなあと
    読みながら感じました。うまく文章にできないんですが、そんなことを
    サラッと言ってくれるお母様をお持ちの息子さん、いいなあ〜と
    ふと思っちゃってコメントしました◎
    • milky
    • 2017/07/25 11:46 AM
    milkyさん、お久しぶりです!
    コメント嬉しいです(^^)ありがとうございます!

    お母様と弟さんの様子までお聞かせくださって感謝です。
    なるほど〜、milkyさんのお母様の様になんかこう、包み込む様な態度であれば良いのかもしれないなぁ、と思いました。
    男の子って自分の話を聞いて欲しがりですもんね。
    私は、こう気性が荒いのか、ついカチーンとか疑問に思ったりすると討論から口論に、最終的にケンカみたくなって、えーい早く出てけー!みたいな気分になります(^^;
    milkyさんのお母様の様に落ち着きのある母親にはなれそうもありません…(;ω;)

    息子が小さい頃はなるべく親の影響を最小限にしたいなぁと思ったりもしましたが、結局毎日同じ家で寝起きして、まだ真っさらな子供の感性にある程度の善悪を意識的にも無意識的にも教えてしまう訳ですから、無理な話ですよね(^^;
    どんな人になるのだろうと、半ば楽しみで半ば不安でもあります。

    彼が将来どんな人を愛するのか、それとも一人で生きようと思うのか、私の知らない全く新しい愛を見つけるのか。
    結局親は好きにしなーしか言えないんですけどね〜。
    • 真響
    • 2017/07/26 10:02 PM
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