スポンサーサイト

  • 2020.01.13 Monday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    大いなる失恋、とでも言おうか

    • 2018.06.20 Wednesday
    • 23:37
    少しずつ落ち着きを取り戻しつつある。
    でもまだ余韻は残ってるけど。

    つい先日、長い年月憧れ続けた人に、正確にはそのお一人とお仲間にお会いする事が出来た。

    時間にすればほんの5分くらいだろうか、何しろテンパり過ぎていて正確には分からない。

    全くの幸運で会うことが出来たのだけれども、直後私が感じたのは人生で一番の羞恥心だった。
    恥ずかしい、しかなかったのである。

    もっと正確に言うと、お会いした瞬間から恥ずかしかった。
    何度となく遠くから拝見しているのにも関わらず、いざ同じ地続きに至近距離で接した時から逃げ出したくてたまらなかった。

    会えると言うことになった時、辞退しようかどうか迷った。
    まさか本当になるとは思っておらず、瞬時に無理、と思ってしまったから。
    しかしながら、もうこれから先二度とない機会である事に違いなく、とにかく行ってみようと決めてみた。
    決めてはみたが、甘かった。
    そりゃ勿論緊張するであろう事は容易に想像できたし、実際そうなるだろうと思っていた。
    思っていたけど、やって来た緊張は私の予想をはるかに上回るとてつもないド緊張だった。
    そして、人は経験したことのない緊張に見舞われると精神的に繕ってるものが全部取っ払われるんだな、と知りました。
    下から出てきたのは、大人になってすっかり忘れていた『人見知り』。
    知らない人達ばっかり(当たり前だけど)の中、もう一つ忘れていた事がありました。
    私は背の高い男性が少々苦手、素直に言えばちょっと怖いのです。
    目の前に現れた憧れの方とそのお仲間の皆様は全員180センチ前後の大柄な男性。
    声が上から降って来るのに、より緊張の針がMAX側へと振り切れました。

    何度か顔を上げてはみたが、直視する事も出来ず、とにかく殆ど下を向いていたと思う。
    一刻も早く帰りたい、消えたい、と思っていた。
    そうしたら最後に伝えたいことを言えと言われて、そもそも今帰りたいしかない私の頭は大混乱、でもわざわざここまで来るくらいのファンなのに、いえ特にとも言えず、絞り出したのは…「大好きです」………

    これがまあその、うら若き乙女ならば可愛い話や〜と思います。
    しかし私はいい年のおばさん。
    子供は高校生。
    つまりは経産婦。痛い思いもしました。
    そりゃ、大したことない人生ですけども、それなりにはあったし、自分なりには懸命に生きてきたつもりです。
    少しは大人としての核、みたいなものが出来てきたのではないかな、などと思っていました。
    それなのに。
    今この目の前の出来事に言葉一つロクに出ない。
    緊張してるからと言っても、もう少し何とかなると思っていたのに。
    初対面の方に、向こうからしたら見ず知らずのおばさんからの突然の告白。
    少しばかり自分へ持っていた信頼のようなものが、足元から音を立てて崩れました。
    目の前が真っ暗です。

    私の人生経験なんて、全く役に立たなかった。
    年齢的にそれは結構辛かった。
    20年近く憧れていた人に会えた喜びより、まるで見せかけだけの張りぼての様な人生だったのかもしれないと思ってしまった事がショックだった。
    誰だって自分の人生はそこそこマシだと思いたいものでしょう。

    情けなくて恥ずかしくて、帰宅後私は胃痙攣を起こし、翌日からは精神的ストレスからと思われる口角炎を発症。
    ここまで書くと少し面白くなってきましたけど、でも未だに恥ずかしさは残っている。

    ので、私は少しやめてみる事にした。
    その人に纏わるものに触れるのを。
    全くその方にもお仲間の皆さんにも落ち度は無いのだけど、チラとその端にでも触れるとあの強烈な羞恥がぶり返してきて、ちょっと日常に支障を来すので。
    関連するものも全て箱に詰め、目に見えない所へとしまった。
    しばしのお別れです、まあ、勝手に。
    今でも憧れているし、好きな気持ちは少しも変わりないのだけど、この羞恥を何とかして乗り越えない限り、もう一度素直に受け止める事が出来そうにないので。
    私は私の体からはどうしても抜け出せない。
    自分で自分を恥ずかしいと思う事は辛い。

    結局私は、緊張によって剥かれた私の実態に何の自信も無かったのだろう。
    だから恥ずかしかったのだと、今は思っている。
    私は私を心底好きだと言えないから、恥ずかしかったのだと思う。
    だから私は自分を本当に好きだと言える様になっていきたい。
    その為に今回、大いなる失恋とでも言いたい経験をして、良かったと思う。

    まっすぐな喜びを感じられなくて本当に残念だったけど、でも衝撃的な経験でした。
    気持ち悪いおばさんで申し訳なかったですが、本当にありがとうございます。
    またいつかあなた方のもたらしてくれる物を、真から楽しめる日を夢見て頑張ります。

    スポンサーサイト

    • 2020.01.13 Monday
    • 23:37
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      真響 さん

      私は高橋大輔さんのファンでこちらのブログを知り、真響さんの文章に惹かれる読ませていただいています。
      今回コメントさせていただいたのは、私も最近同じような体験をしたからです…
      おそらく私は真響さんと同じくらいの年齢だと思います。
      尊敬し憧れている作家の先生がいて読書会に参加した時のこと、一人ずつ話すように言われテンパリすぎて、まぁ自爆してしまったわけです…。しかも天邪鬼な性格が突然飛び出してきて、その先生の核になる部分と真逆のことを言ってしまったような…
      以後、本棚にある先生の本を見たり読んだりするのが辛いのですよ。あんなに心に触れる文章たちなのに。
      真響さんの場合、その憧れ続けてきた方は真響さんのような状態になった女性を山のように見てきたのではないでしょうか?
      私の場合もそうなんじゃないかと思うのですが、やはり私も羞恥心や自己嫌悪でいっぱいで、憧れてる人に直にあって言葉を交わすって難しいことですね。というか、私にとってはとても難しかった。
      お互い、また憧れ続けてきた方の作品を素直に受けとめられるようになるといいですね。
      長文失礼いたしました。
      • なつ
      • 2018/06/22 4:05 PM
      なつさん、コメントありがとうございます。
      そして私の拙い文章をお気に召していただけたようで、とても嬉しいです。

      あぁ、すごく嬉しいです…(泣)
      気持ちを共有できる方がいるって素晴らしいですね(笑)
      なつさんの仰る通り、あちらからしたら日常茶飯事で記憶の片隅にも残らない事だとは重々承知なんですけど、感じてしまった羞恥心を無かったことにするってものすごく難しいですよね…。

      あっちはもう覚えてないんだから私さえ忘れればあの出来事は地上から無かった事に!とか言い聞かせてもみましたが、無駄でした(笑)
      どうも私は自分の思い入れみたいな物を軽く見積もるクセがありまして、それが今回は自爆方向へと作用した感じです。

      好きな人に会って屈託無く好きだと振る舞える人とそうで無い人がいて、勝手ながら私となつさんはそうで無い方のタイプなのかもしれませんね(笑)
      なかなか周囲の人にはこの羞恥を理解してもらえなかったんですが、なつさんのお言葉を頂けて味方がいてくれたみたいで嬉しかったです。

      また良かったら覗いてみて下さい。
      お待ちしてます(^_^)
      • 真響
      • 2018/06/23 1:49 AM
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック

      PR

      calendar

      S M T W T F S
         1234
      567891011
      12131415161718
      19202122232425
      262728293031 
      << July 2020 >>

      本棚

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM