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    両手いっぱいの四季の花を貴方へ

    • 2019.12.22 Sunday
    • 22:50
    つい先程、今年の全日本フィギュアが終わった。
    男女シングル優勝者の紀平さんと宇野くんには本当に申し訳ないのだけれども、今の私は高橋大輔が長い長いシングルの競技生活を締めくくれたことに対しての安堵と、何とも言えない充足感にも似た優しい喜びのことしか心にありません。
    未来あるお二方にはその健闘を心から讃え、またこれからの競技生活がより実りあるものであるようお祈りしています。

    実のところ諸事情でSPはリアルタイムで見ることが出来なかった。
    でも何となく今の私にはその方がいいだろうとも思っていて。
    内向き、と言うのとも違うのだけれども、今は世の中にしっかりと参加すると言うよりも少し流れを感じつつも川を隔てた辺りで自分と対峙しているような心持ちなので。
    私の時間の中で拝見する方が良かろうと思ったし、実際それで良かったなと思う。

    とは言いつつ先にネットで順位なんかは目にしてしまい、おう、もしかして私が思うよりコンディションが良くなかったのか、などと一抹の不安も覚えつつ見たのだけれど。
    全然だった。
    寧ろ今までショーで2回披露されたPHOENIXよりも、私にとって一番の不死鳥さんでした。
    ヘロヘロだったし、プログラムは彼を全然助けてくれないし、曲は襲ってくるし、それでも諦めず土俵際で必死に闘う高橋大輔は、ボロボロだけどこの上なくかっこよかった。
    そしてショートの最中、今までの彼の演技で感じた事のない感覚に陥った。
    数々の演技で彼が観客を自分の渦の中へ引きずりこむ瞬間があったし、または彼から発せられる波動が観客の心の中へと容易く入り込み侵食する様子も見てきた。
    でもあのPHOENIXの演技中、何というか観客の方が彼に飛び込むというか、高橋大輔になりにいく、みたいな奇妙な感覚を覚えた。
    それはショートの後、ご本人が話したようにいつもよりも気持ちを外へ出せなかったと言っていたけれど、圧倒的な演技で観客を引き込んだというより、今まで応援してきたファンの方達の「シングル最後の全日本を笑顔で終えてほしい!」という愛というか熱意というか、そういったものが彼に集まっていったのかもしれないな、などと思った。

    そして今日のフリー。
    なんだっていい、どんなだっていい、彼が笑顔で終われれば。
    遠く離れた場所から見ている私に思えるのはそれだけ。
    いつも自分以外の何か、具体的な対象であれ、より大きな次元であれ、身を捧げるような演技を見せてくれた。
    エゴのために滑れる人ではないのだろうし、この全日本だって自分の為と言うよりも今まで絶えず応援してきてくれた人達へのご挨拶に近いものもあるのだろう。
    だからこそ、どんなだって構わない。
    気負いなく見ていたし、西岡アナウンサーのシングル最後のジャンプ!の煽りの後コケたのには吹き出してもしまったし(笑)

    ラストのポーズ、やっぱり上に向けたんだね。
    「I'm Daisuke!」にはしないところも彼らしい。
    終わった瞬間私は無意識にテレビの前で拍手していた。ずーっとずーっと拍手をしていた。
    何でか手を止められず、知らぬ間に視界がぼやけてきていた。
    あれ?と自分でも不思議だった。
    私は彼がシングルからアイスダンスに転向することは楽しみでこそあれ、そこまで選手としてのシングルを終えることに寂しさを覚えてもいなかった。
    どんな形であれどんな場所であれ、高橋大輔のやるパフォーマンスなら期待しかなかった。
    だからこそそこまで思い入れなく全日本も見ていられたし、すっきりと終えて新しい挑戦へと弾みをつけてもらえたらいいな、くらいだったのに。
    キスクラに座っても拍手がやめられず、涙も止まらず、でも何だかとても温かかった。

    バシィッと綺麗に理想の演技が決まったわけでもなく、順位だって彼のキャリアでも珍しい結果だけれど、でもこれ以上ない終わり方を見せてもらえた事に、本当感謝しかない。
    ありがとうしかないのである。

    全日本が始まってからの彼の一連の行動を見ていると、あぁほんと器の大きい人やなと思う。
    しかもそれをあからさまには悟らせないところが、またでっかい人だなと。
    その辺がここ数年で以前よりも格段に広がっている気がします。
    回り道なんてないですよね、誰の人生にも。
    だけどその途上で何を思い、何を学ぶかはその人次第。

    しばらく経ったらまた哉中ちゃんと滑ってほしいプログラムのことなんかを考えてニヤニヤすると思いますけど、少しの間シングル高橋大輔の余韻を噛み締めたいと思います。
    貴方の道は険しかった。でもそれ以上に美しかった。
    シングルお疲れ様でした。あり得ないほどの軌跡を、奇跡をありがとう。
    そしてアイスダンスへの旅立ちに、持ち得るだけの幸運を!



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    • 2020.01.13 Monday
    • 22:50
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      コメント
      全日本を観て、あぁ今回のこの複雑な感動こそとても言葉には表せないなぁと思ったので、真響さんが文章にしてくださって嬉しいです!
      演技が終盤に近づいた時から、なんか本当にシングル最後なんだという実感がわーっと押し寄せました。ご本人もそうだったみたいですね。そしてやっぱり彼はどんな時も期待を裏切らないなぁと思いました。ファンでない人が聞いたら呆れられるかもですけど^^;
      彼の道はまだまだ続くので、これからもやっぱり期待し続けます!
      • rune
      • 2019/12/27 9:28 PM
      runeさん、こんにちは!
      毎度の事ながらお返事が遅くて申し訳ありません…。

      いやぁ、正直なところ私も見ていてこの感情は名前がつけられないというか、寂しいと祝福と感謝と温かさと、全部が入り混じっていて、しかも儚さもあるのに幸せみたいな。
      高橋大輔という人が齎すものって、複雑多彩なんですよね。
      ご本人はとてもシンプルな方なのかもしれませんけれども。
      私もruneさんと同じく、これからもずっと彼の道行きに期待していくと思います。

      またよろしかったら覗いて頂けたら嬉しいです。
      • 真響
      • 2020/01/08 3:03 PM
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